FITTING DIGESTフィッティングダイジェスト
お客様は撮影時4回目のフィッティング。
木下は、お客様が日々成長する過程と常に真摯に対応しています。
FITTING DIGEST VOL.1(約13分)
普段の姿勢そのままなので、クセや歪みなどがはっきりとわかります。
ペダリングチェック後、サドル調整、ハンドル調整を行います。
サドル調整後のペダリング
「何度やっても数字で現れないですね。サドルの高さを角度計とかメジャーで測っても、意味をなさない。これでハンドルの位置が近いか遠いかわかるようになるんです。」
楕円リングについて
「ちゃんとストレッチしなくてはいけないし、正しく腿を上げる動作が必要だし、正しくまっすぐ踏むっていう動作も必要です。」
クリートの調整
「左右非対称だったものが、4回目でだいぶ左右の差がなくなってきました。」
ハンドルの改善ポイント
「サドルの位置がわかってくるとハンドルの位置がわかってくるし、で、またハンドルの位置がわかってくるとまたもう一度サドルの位置に立ち返る」
ハンドルブレーキの角度
「速く走るよりも、まず安全にちゃんとバイクをコントロールできる、体と自転車を人体一帯の感覚で乗れるようにするのが、まずkinofitで一番大事にしていることです。」
フィッティングについて
「フィッティングもITが進化してレベルの高いことができればいいのでしょうが、人それぞれ悩みが違うので、悩みに対しての引き出しは、人間にしかできないとおもうので」
ここまでで、現状の把握と、最低限のフィッティングを行いました。
ここから、さらに精度を高めてゆきます。
FITTING DIGEST VOL.2(約14分)
フィッティング後のペダリング
「正解はないんです、いきなり乗り方を変えようと思っても体に痛みが走る場合があるので、一気にやろうとせずに、回数を分けて徐々にセットアップしていけばよいと思います。」
クリートの再調整
「こういう症例の方がすごく多いんですよ。千何百人やりましたけど、体のバランスがよくなってくる人が多いですね。左右均等にしていこうと僕が意識してやってるわけじゃないですけど、何度か回数重ねるごとに、その人にとってベストなポジションを出していくと、前回よりも整ってきたな、また前回より整ってきたなと自然とクリートの角度とか足の角度も。回しやすい位置を単純に探してる、話し合いながら探してるだけなんです。」
スペーサーの調整
「たった一枚の差で膝の軌道がぜんぜん変わってくる。このスペーサーは足裏の角度を決めてるスペーサーなんですけど、もちろん入れなくていい人には入れませんが、膝の軌道が足の外足と内足の筋肉のつき方だったり、今までの癖でアンバランスな人には、真っ直ぐ踏めてない場合が多い。
そういうときには、まず一回目のときには、あんまり細かいことをやっても意味がないので、サドルとハンドルの位置を調整して、基本的な位置に戻す。で、戻して二、三ヶ月乗ってもらうと、その人の癖が馴らされた状態でわかってくるので、それに対してスペーサーを入れていくわけです。」
理想的な乗り方
「一番いい乗り方は、ハンドルにも乗りすぎない、サドルにも乗りすぎない、なるべくペダルに体重が乗ってくれて、いい連続運動ができているのが理想なので」
フィッティング最終段階
「リズムよくペダリングをするためには、歩いてる意識とよく言います。」
フィッティング最終段階
「ポジションを改善した直後っていうのは、長い距離一気に乗ろうとせずに、負荷も一気にあげようとせずに、ちゃんと乗り方が定まった状態で家に出たフォームのまま家に帰ってくる。それを繰り返すのにだいたい週間は必要なので、あまり無理をしないことです。で、数ヶ月乗ってもらうと今まで使ってない筋肉がつくとおもうんです。」
フィッティングから、ペダリングの際の意識までかなり精度が高まりました。
ここからは、お客様の筋肉のつけ方を含めたフィジカルトレーニングと次回への課題の提示まで行います。
FITTING DIGEST VOL.3(約10分)
ストレッチの意味
「体が正常じゃない状態でポジショニングしても、その場では良くなるけれど、またよくなくなると変わってしまうので、フィッティングしてて、明らかに、ここの筋肉が硬いなとか、ストレッチしたほうが即効性があって効果が出るなっていう場合は、それをやった上でクリートの位置とかを調整したりしますね。」
フィッティングの考え方
「一回目のポジショニングでそんな正解が一発で出るわけがないんです。だから、みんな基礎的なハンドルとサドルの位置をしっかりだして上で漕いでもらって、漕ぎ方が整ってくれば、またクリートの細かい位置が出せるし、レベルに合わせて、ポジショニングもどんどん進化する感じですね。」
以上がフィッティングの一例です。
今回のお客様は四回目で、これまでの成長を確認しながらの調整になりましたが、初心者の方、あるいはもっと上級者の方の場合はもちろん、まったく異なる内容になります。
まずはお気軽にご相談ください。