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本気で強くなりたかったら、基本を徹底的に
自転車って面白いスポーツです。機材の金銭的な面を除けば、気軽にだれでも漕げば楽しめるものです。
しかしそこの楽しみって意外と浅くて、本質的なところってもっと深いところにあるとKinofitは考えています。
その奥深さに少し足を踏み入れているかたも多いかと思います。例えばヒルクライムでのタイムアップだったり、アマチュアレースE1,E2,E3でどれだけ成績を出せるか?
しかし伸び代のある成長カーブを描けるか否かは、乗り始めてから3年以内の基本の習得度によると思います。
なぜかというと、Kinofitを初めて3年目、しっかりコツコツ基本から真面目にやる人はすごく伸びるのをアマチュアレーサーの実験で実証されているからです。
別に速く走ろうとする方ばかりが、受講者ではないのです。
ロングライド行きたいけど、膝が、腰が、肩が痛くなる。そのようなお悩みの方も三年定期的に診させていただくと、ビックリすぐぐらいペダリングに乱れがなくなってくる。
もちろんダンシングや、加速のさせかた、もっと言えば集団走行、ローテーションの技術など、「僕らプロが10年かけて毎日磨いてきたこと」を数年で教え込むのはむりですが、最低限の基本は三年でマスターできると言えます。
学ぶ意識がある人は、本気で次回までに課題をこなしてくる。
それに一生懸命応えて、次回のステップへの扉を提案する。
「何度も来てもらうために、わざと(悪意で)何かすることはあるんですか?」
って、聞かれたことがある。(もちろんないのですけど)
たくさん来てもらいたいから、来てもらうような仕事はしません。たくさん良くなる要素を提案するから来てもらうことがあります。
仕事のための仕事をするのではなく、一回一回、ライダーの引き出しを増やし、正しい方向性をアドバイスするのみ。
逆に闇雲に、Kinofit受講したいって言ってくる人には、当分来なくて良いですよと伝えます。ポジションの事ばかり頭でっかちになってもいけないと言うことです。。
今日はパーソナルレッスンでスプリントを教えていました。もちろんここのステップにくるまでにいくつものハードルを超えられているのですが、ダンシングもだいぶ上達したということで、平坦での半日レッスンとなりました。
700wも出ないクライアントを少しずつ改善する。スプリントで勝つためではなく、レースで立ち上がりのダッシュで生き残るためのトレーニング。
私個人的に選手と同じときぐらいパワーが(1399w、体重64kg)出ていてちょっと嬉しかった。最近の日々のトレーニングの成果だろうか。仙台でのマウンテンバイクの練習がかなり効いている。
究極の究極を考えてしまうあまり、こちらもコーチングの後はどっと疲れてしまいますが、明日も頑張ろうと思います。