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「木を見て森を見ず」という間違い
私は高校生の時からずっとSIDIのシューズを履き続けている。なぜかと言うとカッコよくて壊れなくて、もし壊れたとしても補修パーツでまた復活出来るから。
スペシャのシューズといい勝負。軽さはスペシャライズドですが、なんとも言えないかっちり感(レースをやる人ならわかるこの少し痛いくらいのフィット感)はSIDIかな。
長距離のレースだと、レーススタート時と、ラスト10kmでは全く足の大きさが変わります。緩いシューズを選ぶよりかは、少し快適性を失ってでもレースではコンマ0.5小さいサイズを選ぶことが多いです。だから僕のSIDIは、講習終えたらすぐ脱ぎたくなるほど快適性を犠牲にしています。なので富士スピードウェイでの講習のような、ガンガン走るレッスン以外だと、シマノのスニーカー型のSPDシューズにしています。それは一万円ぐらいの安もんだったけど、十分。
ところで、シューズの大事な要素は、フィット感よりもクリートの穴の位置といっても過言ではないですね。バイクのポジションに無頓着な方だったら構わないですが、シビアにmm単位で調整をしている身からすると、靴の穴の位置がオーソドックスでないバイクシューズは使い物になりません。
クリートが合わないことでパワーは出ないし、脹脛はつるし。最悪です。なのでクリート調整をしないで乗っている一般サイクリストがほとんどですが、一度見直すことも大事かもしれません。その点もスペシャ、ボントレガー、SIDIあたりでは外しているのはほとんど見たことない。ちょっとボントレガーはQファクターが狭いことがあるが、それは十分クリートとペダルのポジショニングで改善可能でした。
ただここで一番重要なのが、サドルの位置はそもそもあっているのか。間違った基準値で、間違った物差しでクリートの位置なんて出せるわけがありません。
また、ご自身にあったより正しいペダリングを習得しないで、クリート調整することもまた、かなり遠回りで、ほぼ無意味な時間を過ごすことになります。
ということで奥が深すぎます。私も中学校2年生からクリート調整をしっかり行い、何年もかけて経験を積み重ねて、レースでトライアンドエラーを繰り返してきました。ということで、クリート調整も含め、ポジショニング、ペダリングのことならお任せください。
そうだ、思い出しました。
Bike Shop RUNでのフィッティング中に、穴の位置の酷いシューズのおかげで、300m離れたY’sロードさんに女性ライダーのお客さんと一緒にシューズを選びに行ったこともありました。
残りの45分で全部纏めあげなきゃいけなくて大変でしたね。(Kinofit3回目の方だったからなんとか無事できました)
シューズのサイズによる穴の位置。はっきり言ってちゃんと考えられていないシューズは山ほどあるので要注意ですね。
サドルの評価としては、スペシャ、ボントレガー、セライタリアはよく使うかな。あと地味に素晴らしいのがジャイアント。
アメリカ系のサドルは、とても人間工学に基づいてよく研究され、よく考えられていると思いますね。
フィッティングで一番使っているのがボントレガーか、ジャイアントかな。(コスパがいいからオススメしやすい)
今自分が使っている、サドルはロードがボントレガー。もう一台がスペシャライズド、マウンテンがスペシャと、もう一台MTBがジャイアント。
けどこれもサドルの高さという基準点が間違っていると、何乗っても腰は痛くなるは、膝は痛くなりますのでご注意ください。
木を見て森を見ずではなく、森を見ながら木を見て行くのが大事です。